CNN Talk Asia ゲスト秋元康

CNN Talk Asia ゲスト秋元康1

CNN Talk Asia ゲスト秋元康2

某ニュースサイト等を見ていて、「CNNが、秋元康氏のAKB48に書いている詩や、ビデオクリップなどの表現に対して ” 若い女の子たちを性的搾取している ” と批判した」というような記事が載っていましたが、なんか違和感があったので、そのインタビューを見てみました。

で、やっぱり、記事になっている事と、実際のインタビューに温度差があったので掲載。
CNNのインタビュアーが「批評家の意見」を引用して質問しているという内容でした。
CNNとしては「ファンもいるし、批判している批評家もいる」という、実はフラットなスタンスのインタビューでした。

2012年1月13日放送 CNN Talk Asia より

出演:秋元康さん
インタビュアー:アナ・コレンさん(Anna Coren)

インタビュアー あなたがすべての曲の作詞を手掛けていますが、そのうちいくつかは「性的表現がすぎる」との批判もあります。二重の意味を持つ物や性的な意味を含んでいる曲を歌うのは、まだ13、14の女の子です。これらの「批評」に対しどう思われますか?

秋元さん んー 批判はないですね。それは「比喩」として使っているだけであって、一番大事なのは隠す事ではなくて、それがどういう形で届くかってていうことだと思うんですね。

ですから「50を過ぎたおじさんが、よく若い子たちの詩を書けますね」って言われるんですが、それは僕がやはりティーンエイジャーだった頃の事を思い出すんです。ティーンエイジャーだった頃の事を思い出した時に、そこには性的な事とか、そういうことがすごく興味があった、周りにあって‥…。

でもそれが決して汚いものでもなくて、それがもっとロマンティックなものであるように詩の中で変換している訳ですよね。ですから、もちろんずばり言っている物は何も無いですし、ストレートに言っている物は無い。

そこにみんなが、13歳、14歳の子も耳に届いている事‥。
もっと世の中には直接的な事が、いっぱいあるかもしれないです。

でも、それではなくて、音楽でそういうことをイメージしたり、あるいはそういうことで、耳が慣れてきたり、もっとオープンになったほうがいいと。

で、決してその、詩を読んでいただければ分かりますけれども、そんな直接的な表現をしている物は、ティーネイジャー向けの物には無いです。

もうお姉さんチームの、あのー「SDN48」っていうのは、わざとそこにセクシーな歌を作ってますが、それ以下の子供たち用のにはないですね。

大島優子さん「軽蔑していた愛情」より1

大島優子さん「軽蔑していた愛情」より2

インタビュアー あなたが書いた「制服が邪魔をする」という曲の歌詞にこんなフレーズがあります。

制服を脱ぎ捨てて もっと 不埒な遊びをしたいの 
何をされてもいいわ 大人の愉しみ 知りたい

これは、かなり思わせぶりな台詞では?

秋元さん それは、彼女たちは別にその日記を読んでいる訳ではないですから。
「演じる事」ですから。

彼女たちがリアルな事を…例えば他にも「軽蔑していた愛情」という曲があります。これはその時に、なぜ中学生の子供たちが自殺をするんだろうっていう事を取り上げた詩です。

で、それを彼女たちに歌ってもらっている。彼女たちが歌うことによって‥
ミュージックビデオも非常にショッキングなものです。

つまり、屋上に行って、本当に飛び降りようとしようとするようなものを映像に入れています。
それは彼女たちが今抱えている問題を、作詞家としてそこでテーマとしてあげなければ、誰もが触れない、誰もが触れられない事だけで終わってしまう。

でも彼女たちが「制服を脱ぎ捨てて、不埒な遊びをしたいっていう子」が、そこにいる事は確かな訳で、そういう子たちが「そんなこと思ってていいの?」「そんなことが、いいの?」ていうことが、すべて彼女たちの実物大の事を描いている訳ですね。

彼女たちにそれを強要している訳でもなく、「彼女たちの私生活」こういうことなんだろうなと僕の想像だったり、あるいは新聞とかニュースとかを見て「彼女たちの世界は、今こういう事をやってるんだ」あるいは、そこにいじめがあるのか、自殺があるのか、あるいは援助交際があるのか。

そういうことをテーマにするっていうのが、AKB48がはじまった時に思った事は、「何を僕は、あるいは我々は、この秋葉原の劇場から発信していくんだろう」その時に思った事はまずは、実物大のね、彼女たちの実物大、リアルな物をここに表現する。

もともとが「レビュー」というよりも、ほんとはお芝居をやろうと思っていたんです。少女たちのお芝居、演劇集団を作ろうと思っていたんです。

だからそこで、もしもそれが歌詞が音楽に乗っていなくて、台詞で舞台で演劇だったら、多分そこまで思わないと思うんです。

それを表現として音楽の方がもっと皆様に伝わるなと思ったので音楽にしてるだけで、決して「不埒な遊びをしたいわ」とか「制服を脱ぎ捨てたいの」が彼女たちのリアルな言葉ではないですね。

「ヘビーローテーション」MVより

高橋みなみさんと前田敦子さん「ヘビーローテーション」より

松井珠理奈さん「ヘビーローテーション」より

インタビュアー 日本社会には現在、若い女の子たちの性的搾取が多いとの声もあります。

あなたが手掛けたミュージックビデオにも、制服やビキニ、セクシーな下着に身を包んだ女の子たちがお互いの顔をなめたり、キスしたりお風呂に入ったりといった表現があります。ご自身もこの問題に関与していると思いますか?

秋元さん 思わないですね。それはアートですから。

それはたとえば「ヘビーローテーション」のことをおっしゃってるんだと思いますが、「ヘビーローテーション」は蜷川実花さんという優秀なアーティストが表現した世界であって、例えばそれはもう「芸術家かアートか‥…猥褻か」という事と同じで、決してそういうような、見ていただければ、それをどう感じるかは個々の判断だと思いますね。

ネイティブイングリッシュで「AKB48劇場」の説明をする平田梨奈さん

永尾まりやさんと、島田晴香さん「AKB48劇場」の楽屋にて

AKB48劇場「シアターの女神」

公演を見つめる秋元康さんと、公演を見学に来た横山由依さん。AKB48劇場にて

インタビュアー AKB48は今やビジネスだけでなく、日本にとって大きな意味を持ちます。彼女たちは国の親善大使として活躍し、地震や津波が起こった時も、赤十字の慈善活動や、MTVの募金活動の代表として活動していました。あなたの中の今後のヴィジョンについて教えてください。

秋元さん やはり今日本は痛みを抱えている状況なので、AKB48が「みんなに元気を届けたい」というのがまずベースになります。そして、もちろん支援活動も続けたいと思います。その中で一番、AKB48がこれからメッセージしたいのは「誰にでも夢は叶う」ということを伝えたい、それは日本だけではなく世界中の人に伝えたい。それは「夢は叶う」しかし、その夢の叶え方が、もしかしたら、思っていたより大きくないのかもしれない。ちっちゃいかもしれない‥…。

インタビュアー とても感銘を受けます。秋元さんお会いできてよかったです。本当にありがとうございました。

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